川喜田壮太郎(1904~1972)は、津市の旧家川喜田家の17代目として生まれ、百五銀行の頭取や当館の前身である財団法人石水会館の理事長などを務めた一方、映画、洋画、陶芸、登山など様々な趣味を極めました。
日本銀行勤務を経て戦中に百五銀行へ入行、戦後の動乱のなか第9代頭取に就任すると、昭和25~46年(1950~1971)の在任中、経済復興期における百五銀行の業容拡大と、地域経済の発展のため尽力しました。
また昭和47年(1972)、千歳文庫と川喜田家伝来の美術品や古文書など約3万点を石水会館に寄贈しました。この時の寄贈資料が、当館コレクションの礎になっています。
本展では、壮太郎の没後50年を記念し、様々な芸術分野の遺作と大量に遺された文章からその事績を顕彰し、父半泥子と同様、財界人でありながら多彩な趣味に生きた、彩り豊かな生涯を紹介します。
担当学芸員が展示室にて展覧会をご案内します。
●日時:11月23日(水・祝)、12月4日(日)、12月17日(土)、1月4日(水)、1月15日(日)
各日14時より30分程度
※申し込みは不要。当日14時までに石水博物館受付前へお越しください。
※参加費は無料ですが、当日の入館料が必要です。
※新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、ちらしの掲載内容に変更が生じる場合があります。当館ホームページまたは電話にて、最新の情報をご確認ください。
また、ご来館の際には、感染症予防対策にご協力ください。
2022年11月19日(土)〜2023年1月22日(日)
〒514-0821 三重県津市垂水3032番地18