津八幡宮は建武年間(1334~8)、現在、石水博物館の所在する千歳山へ勧請〈かんじょう〉されたと伝えられています。寛永9年(1632)、津藩の二代藩主・藤堂高次は八幡宮を現在地(津市八幡町〈やわたちょう〉)に遷し、壮麗な社殿を建立しました。
津八幡宮では長く三十六歌仙扁額を大切に伝えてきましたが、近年の調査・研究で江戸時代初期に藤堂家と所縁の深い摂家筆頭の近衛家が中心となって作成された作品であることが明らかとなり、本年7月、津市指定有形文化財となりました。
本展では、これら歌仙絵扁額を一挙公開するとともに、津八幡宮の社宝をはじめ、その関連作品を展示します。
2022年9月10日(土)〜11月13日(日)
〒514-0821 三重県津市垂水3032番地18