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江戸時代、伊勢商人と呼ばれた豪商たちは繁栄を極めました。津を本拠とする川喜田家は、寛永3年(1626)に江戸日本橋の大伝馬町一丁目に大店を構え、木綿太物を一筋に扱ってきた木綿問屋です。本年は川喜田家の江戸店創業から400年にあたります。
本展では「川喜田家文書」を中心にその商いを、また江戸から持ち帰った浮世絵や古典籍から、その文化を紹介いたします。
近年、戦国武将の手紙の発見が相次いでいます。とりわけ、初代津藩主の藤堂高虎は多くの手紙を残し、その人となりをしのぶことができます。
本展では、織田信長や豊臣秀吉、徳川家康らの天下人、そして彼らに仕えた名だたる武将たちや高虎など、戦国乱世を躍動した人びとの手紙やゆかりの品々をご紹介します。武将たちの迫力ある筆跡をぜひお見逃しなく!
西来寺(せいらいじ)は室町時代の名僧・真盛(しんせい)上人が開いた、津を代表する名刹(めいさつ)です。西来寺には数多の宝物が所蔵されていますが、これらの多くは江戸時代後期を代表する学僧である真阿上人が請来したものです。
本展では、真阿上人の西来寺入寺200年を記念し、貴重な仏画をはじめ、上人ゆかりの宝物を展示します。津の仏教美術の精華と、数多くの文化財を伝えた真阿上人の実像に迫ります。
老舗木綿問屋の16代当主として、また百五銀行の第6代頭取として慌ただしい年末年始を過ごした半泥子(1878~1963)。年中行事をこなしつつ茶の湯に親しみ、日常に小さな愉しみを見つけては書画を描き、茶杓を削り、茶碗づくりに勤しんでいました。
本展では、当館所蔵の豊富な川喜田半泥子コレクションから、晩秋から早春にちなむ作品と冬の生活を紹介します。
戦乱の世が終わった寛永年間(1624~44)、京都では洗練された優美さを追及する寛永文化が花開きました。茶の湯や書画、文芸など、江戸時代の美意識の基礎が形作られましたが、半泥子が生まれた川喜田家には、寛永文化を象徴する作品が数多く伝来しています。
本展では、寛永文化の担い手たちがつくり出した茶陶や書画をご紹介しつつ、本阿弥光悦を敬慕した半泥子の美意識を探ります。
〒514-0821 三重県津市垂水3032番地18