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石水所蔵名品展「三重ゆかりの文化財 重要文化財〈佐藤文書〉修理完成を記念して」

 石水博物館の所蔵品は、江戸時代に伊勢商人の豪商であった川喜田家の旧蔵資料が中心となっており、その中には地域に根差した貴重な文化財が多数含まれています。今回の石水所蔵名品展では、三重県ゆかりの文化財を中心にご紹介します。

 重要文化財「佐藤文書」は、伊勢国一志郡肥留(現三重県松阪市)の佐藤家に伝来した三重県内屈指の中世武家文書です。佐藤家は陸奥国信夫庄を本拠とした武士団で、南北朝期に北朝方として東国から畿内に至るまで転戦するなかで、伊勢守護仁木義長から一志郡に所領を与えられて移り住み、室町時代以降は伊勢国司北畠氏に属しました。文書は、南北朝時代に南北両朝から佐藤家に宛てられた文書群と、内乱収束後の北畠氏発給の文書群に大別されます。文書は巻子装に成巻された七巻五十八通からなり、明治の写し一通を除く五十七通が重要文化財に指定されています。今回は2年間の保存修理完成を記念しての展示です。

 他には「本居宣長書状」、谷川士清編の「和訓栞稿本」「恵露草」などの三重県指定文化財や、曾我蕭白が伊勢遊歴の折に描いたとされる「山水花鳥人物図押絵貼屏風」、また「東海道分間絵図」「伊勢参宮名所図会」などの古書典籍や「伊勢国絵図」などの地図を展示します。

 川喜田家の歴代当主が蒐集した三重県ゆかりの文化財をお楽しみください。

主な展示作品

三重県指定文化財 柿本人麿像 曽谷勝美筆・谷川士清賛 明和三年(1766)

三重県指定文化財
柿本人麿像 曽谷勝美筆・谷川士清賛
明和三年(1766)

「佐藤文書」のうち後村上天皇綸旨 正平八年(1353)

「佐藤文書」のうち後村上天皇綸旨
正平八年(1353)

唐人踊の面 江戸時代

唐人踊の面
江戸時代

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展示目録は
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(PDF 114KB)

記念講演会

佐藤家文書の修理

■講  師:川村 洋史 氏(株式会社松鶴堂)

■日  時:11月29日(土)13時30分~15時(13時開場)

■場  所:津商工会館1階 丸之内ホール(津市丸之内29-14)

■申込方法:石水博物館まで電話にて(☎059-227-5677)

■定  員:申込先着80名様 ※聴講無料

第2展示室

所蔵品展:川喜田半泥子の作品と季節の館蔵品

2014年11月14日(金)~12月28日(日)

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公益財団法人 石水博物館

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