過去の展覧会

布の道標

 今に伝わる染織遺品は、その時々の最高の素材や技術を駆使して生み出され、権威や富を象徴するものでもあります。本来の役目を終えた小さな断片=裂〈きれ〉は「古裂」と呼ばれ、茶の湯の世界をはじめ、美術工芸品を守り引き立てるだけでなく、裂そのものが芸術品として永く大切に愛で伝えられてきました。

 京呉服の「ぎをん齋藤」は天保14年(1843)京都に創業、本年で178年を迎える老舗です。7代目当主の齋藤貞一郎氏は、染織コレクターとしても知られ、蒐集品に学んで精力的に古典の技法や意匠の復刻に取り組まれています。

 本展は、ぎをん齋藤様の全面的なご協力により、そのコレクションから、中国唐代に遡る貴重な遺品や、民間に流出した最大級の正倉院裂として近年話題を呼んだ「唐花文錦」をはじめ、中世の綾・錦、近世の辻が花や慶長裂など、東洋染織史を概観できる染織芸術品の数々を紹介します。

主な展示作品

檜垣に藤菊文辻が花染

岩に百花文慶長裂

紋尽手更紗

左から
阿弥陀種字刺繍幡裂
橘に蓬莱文慶長裂

月下臥鹿文金襴

熊文蛮絵

蓮華文錦

鶏頭手金更紗

花文辻が花染

桐に菊薄文唐織幕

御所車に幕模様小袖

藤に山道文唐織

柳鞠に色紙形文繍箔

※すべてぎをん齋藤蔵
※展示替えあり

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関連行事

記念講演会

●講  師:河上 繁樹氏(関西学院大学文学部教授・本展監修)

●日  時:令和3年5月30日(日)14:00〜15:30

●会  場:三重県立美術館 講堂(津市大谷町11)

●申込方法:石水博物館まで電話にて(電話:059-227-5677)

●定  員:申込先着70名様 ※聴講無料

※コロナウイルス感染症感染拡大状況によっては、中止させていただく場合もございます。

ギャラリートーク

担当学芸員が展覧会をご案内します。

■日時:4月30日(金)、5月15日(土)、6月13日(日)

    各日14時より30分程度

※申し込みは不要。当日14時までに石水博物館受付前へお越しください。

※参加費は無料ですが、当日の入館料が必要です。

第2展示室

所蔵品展:川喜田半泥子の作品と季節の館蔵品展

2021年4月17日(土)〜2021年6月20日(日)

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